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歯周治療の進め方とフラップ手術及びGTR研修会報告

7月2日に東京医科歯科大学にて歯周治療の進め方とフラップ手術及びGТR手術についての実習研修会があり、朝から5時まで参加してきました。歯周治療と歯周病手術につては、これまでも定期的に実習研修や手術見学をおこない、時代とともに進展する理論や技術を獲得するとともに基本的部分の熟練度をさらにアップしてきました。
今回の内容についてごく簡単にまとめます。

歯周病(歯槽膿漏)治療のポイントは、
 (1)患者さんのモチベーションを獲得し、さらに維持できるか
 (2)垂直性骨吸収、根分岐部病変にどのように対応するか、の二点に集約できる。
単根歯の水平的骨吸収はプラークコントロールで対応すれば問題ありません。

垂直性骨吸収については、
 1.まずその骨欠損を検査で見つけることが重要です。
 2.そしてその原因を探す必要があります。原因は1.咬合性外傷
 2.隣接面への食片の圧入
 3.歯垢
 4.補綴物の不良当です。

治療としては
 1.メインの原因を見つけ除去すること
 2.歯周基本治療を行うこと
 3.再評価すること
 4.外科手術が必要な場合に垂直性骨吸収を水平にしてあげること。この方法には、切除療法と再生療法があろます。
 5.メインテナンスとすすめていきます。

根分岐部の骨吸収については、
 1.根分岐部骨吸収を見つけること
 2.その原因をみつけること。

原因としては
 1.プラーク
 2.多根歯の存在
 3.歯の形態異常(エナメル突起、根面溝、根間稜)
 4.咬合外傷
 5.歯髄疾患との関連
 6.穿孔
 7.歯根破折当がある。

治療としては、
 1.原因の除去
 2.歯周基本治療
 3.再評価
 4.歯周外科手術
 5.メインテナンスと進めていきます。

手術は、根分岐部病変2度の場合は下顎ではGТR(再生)法により骨造成が可能です。根分岐部病変3度の場合は、トンネル形成、歯根分離、歯根切除、歯冠分割法となります。
しかしなんといっても歯周治療できほんとなるのは歯周基本治療です。これに関してはまた別の機会に述べることにします。
今日の内容は専門的すぎて少し難しかったかもしれませんね。
それではまたお会いしましょう。

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